リスト編曲のベートーヴェン交響曲全集
今年はリスト生誕200年ですね。
去年のショパンに比べるとそれほど盛り上がっていないような印象もありますが、どうなんでしょう。やっぱりショパンの方が人気があるのかな?
しかしリストは75歳まで生きて、ロマン派から現代音楽の入り口まで膨大な作品を残し、色々な意味で懐が深く、見事な人生だったと感じますね。
写真はシプリアン・カツァリス演奏の、リスト編曲によるピアノソロ版ベートーヴェン交響曲全集の6枚組CDです。
ベートーヴェンの交響曲なんてオーケストラで聴けばいい、というのが素直な意見かも知れませんが、この編曲には色々な意味があったのでしょうね。
リスト自身の演奏会用だったのはもちろんですが、オーケストラ作品を書くための勉強でもあったのでしょう。大変な作業だったと思いますが、執念のようなものを感じますね。
とは言え、そんなことは関係なく聴いたとしても、ピアノ作品として十分良い音楽です。
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