法然院
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今年はリスト生誕200年ですね。
去年のショパンに比べるとそれほど盛り上がっていないような印象もありますが、どうなんでしょう。やっぱりショパンの方が人気があるのかな?
しかしリストは75歳まで生きて、ロマン派から現代音楽の入り口まで膨大な作品を残し、色々な意味で懐が深く、見事な人生だったと感じますね。
写真はシプリアン・カツァリス演奏の、リスト編曲によるピアノソロ版ベートーヴェン交響曲全集の6枚組CDです。
ベートーヴェンの交響曲なんてオーケストラで聴けばいい、というのが素直な意見かも知れませんが、この編曲には色々な意味があったのでしょうね。
リスト自身の演奏会用だったのはもちろんですが、オーケストラ作品を書くための勉強でもあったのでしょう。大変な作業だったと思いますが、執念のようなものを感じますね。
とは言え、そんなことは関係なく聴いたとしても、ピアノ作品として十分良い音楽です。
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12月初めに大阪と東京で「プレイズピアソラ」と題したリサイタルを行います。
今年夏のリサイタルを聴き逃した方、是非ご来場下さいm(_ _)m
以下、ご案内です。
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2011年12月2日(金)19:00(18:30開場)
國松竜次ギターリサイタル
会場:ザ・フェニックスホール(大阪)
http://phoenixhall.jp/access.html
(「梅田駅」「淀屋橋駅」より徒歩8分)
チケット:前売3000円、当日3500円、学生2000円
(ご予約)
チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:143-544)
ローソンチケット:0570-084-005(Lコード:55480)
Tel:06-6363-7999(ザ・フェニックスホール)
Tel:0774-45-4645(パシオンムジカル)
Mail予約:pasionmusical@hotmail.co.jp
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2011年12月3日(土)19:00(18:30開場)
國松竜次ギターリサイタル
会場:ティアラこうとう小ホール(東京)
http://www.kcf.or.jp/tiara/map.html
(東京メトロ「住吉駅」A4出口より徒歩4分)
チケット:前売3000円、当日3500円、学生2000円
(ご予約)
チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:143-544)
ローソンチケット:0570-084-005(Lコード:55480)
Tel:03-5624-3333(ティアラこうとう)
Tel:0774-45-4645(パシオンムジカル)
Mail予約:pasionmusical@hotmail.co.jp
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プログラム
オブリビオン ※
エスクアロ ※
チキリン・デ・バチン ※
カフェ1930 ※
ナイトクラブ1960 ※
チャウ・パリ ※
ワルツ風の詩 ※
アルフレッド・ゴビの肖像 ※
チャウ・パリ ※
ブエノスアイレスの春 ※※
ブエノスアイレスの夏 ※※
ブエノスアイレスの秋 ※※
ブエノスアイレスの冬 ※※
※國松編 ※※アサド編
(曲順は当日に決定します。)
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以前掲載したプログラム解説を転載させて頂きます。
○オブリビオン
タイトルは「忘却」の意。84年公開のイタリア映画「エンリコ4世」のために書かれましたが、そのメロディーラインの美しさにより、今では様々な楽器のために編曲され演奏されています。
○エスクアロ
鮫釣りが趣味であったというピアソラですが、その模様を描写したかのような音楽。中音域のリズミカルな音形は鮫を表し、上声と下声の掛け合いは、鮫との格闘の場面を表現しています。
○チキリン・デ・バチン
ブエノスアイレスに実在するレストラン“バチン”の少年という意。各テーブルを回り花を売り歩く少年の貧しい境遇を思いやる内容の歌詞が付けられています。
○カフェ1930、ナイトクラブ1960
フルートとギターのための「タンゴの歴史」の2,3楽章です。ブエノスアイレスの下町で演奏されていた1930年代のタンゴ、1960年代のタンゴのスタイルが模倣されています。
○ワルツ風の詩
「ブエノスアイレスのマリア」というオペリータ(小オペラ)の中の1曲。身の上の境遇を嘆く女性の苦悩が、そのままタンゴの苦悩と重ねられて歌われます。
○アルフレッド・ゴビの肖像
ピアソラにとって先輩のタンゴミュージシャン、アルフレッド・ゴビへの讃歌として書かれました。時折、このバイオリニストの奏でる哀愁を誘うメロディーラインが模倣されます。
○チャウ・パリ
タイトルは「さらばパリよ」という意味になります。1954年から55年にかけてN.ブーランジェのもとで作曲を学んだパリ留学を終える頃の作品。
○ブエノスアイレスの四季
ピアソラの代表作の1つ。自身の率いる5重奏団のための作品ですが、ここではブラジルのギタリスト作曲家S・アサドによる原曲に忠実なギターソロへの編曲を使用します。
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