サラエボ国際ギターフェスティバル~その4
10日はフェスティバルの最終日で、サラエボ国際ギターコンクール本選の審査員をさせて頂きました。
予選を通った5名による30分程度の自由曲でしたが、それぞれ非常にレベルが高く、難しい審査でした。以下のような結果になりました。
1位、Eduardo Leata(1991年生まれ、ルーマニア)
2位、Jure Cerkovnik(1990年生まれ、スロベニア)
3位、Boris Tesic(1983年生まれ、ボスニア・ヘルツェゴビナ)
コンクールというものは色々な意味で本当に難しいですね。まず、自由曲というものをなくして、課題曲のみにした方がいいのではないかと思いました。例えばバッハをうまく弾いた人と、ヒナステラをうまく弾いた人を、どう優劣付けるかは非常に難しいと思いますね。
この結果も僕としては少し不可思議なものでした。
夜は、現地のテレビ番組での生放送で演奏してきました。
全国ネットの報道番組で、日本の地震・津波被害を取り上げ、募金を募るという趣旨のものだったようです。「京都の風景」を演奏してきました。
同じ時間で聴くことができなかったのですが、劇場ではコンクールの表彰式、入賞者によるミニコンサート、歌手のAmira Medunjaninによるコンサートが行われました。
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