ライブ映像~その2 FRAGMENTOS
6月29日大阪のドルチェアーティストサロンでの映像です。僕の書いたフルートとギターのための「FRAGMENTOS」という曲を演奏してます。
よろしければ是非ご覧下さい!
フルートの植田さんも熱演です。
無調性の中にある日本的感性のハーモニーやメロディを感じて頂ければと思います。
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6月29日大阪のドルチェアーティストサロンでの映像です。僕の書いたフルートとギターのための「FRAGMENTOS」という曲を演奏してます。
よろしければ是非ご覧下さい!
フルートの植田さんも熱演です。
無調性の中にある日本的感性のハーモニーやメロディを感じて頂ければと思います。
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今月の東京、大阪で行うギターリサイタルが近づいてきました。前半がスペインもの、後半が僕のオリジナルや編曲作品というプログラムでたっぷりお聴かせしますので、是非ご来場下さい。
2008年7月17日(木)
國松竜次ギターリサイタル
会場:ルーテル市ヶ谷センター(東京)
開演:19時
入場料:前売り3000円、当日3500円
電話予約:050-3536-1054, 0120-29-5178
メール予約:music@littleromance.co.jp
2008年7月24日(木)
國松竜次ギターリサイタル
会場:ムラマツリサイタルホール新大阪(大阪)
開演:19時
入場料:前売り3000円、当日3500円
電話予約:050-3536-1054, 0120-29-5178
メール予約:music@littleromance.co.jp
プログラム
作者不詳/禁じられた遊び(映画サントラ版)
F・タレガ/アランブラの想い出
M・リョベート/フォリア(ソル)の主題による変奏曲
I・アルベニス/アストゥリアス、グラナダ、コルドバ
國松竜次/bachに基づく即興曲(新作初演)
映画音楽メドレー/第三の男、オーバー・ザ・レインボー、雨にぬれても
C・ドビュッシー/小さな羊飼い、亜麻色の髪の乙女(國松竜次編)
A・ピアソラ/カフェ1930、ナイトクラブ1960(國松竜次編)
僕自身がスペインに留学していたせいか、スペイン音楽は何かしっくりと表現できるような気がします。
実際に訪れたグラナダやコルドバの街の雰囲気を思い出すと、アルベニスは音楽でそれらを良く表現しているな~と感じます。
グラナダはアランブラ宮殿を含むアルバイシン地区ののどかな風景を、コルドバはイスラム文化の色濃いこの街の持つ陰影の雰囲気が良く表現されていることを実感します。
それらの印象を思い出しながら演奏したいと思います。
20世紀初頭活躍したM・リョベートの行った演奏会プログラムを見ると、タレガの「グランホタ」や自作の「ソルの主題による変奏曲」が最後に置かれているケースが多かったようです。
このヴィルトゥオーゾの技巧が発揮され、会場が大いに盛り上がったことが想像できますが、そのような部分が表現できればと思います。
プログラム後半に弾く、「bachに基づく即興曲」はb(シ♭)、a(ラ)、c(ド)、h(シ♮)の半音関係の4つの音をテーマに使用して組み立てた即興的な作品です。
J・S・バッハには一切関係ありません。と言いたいところですが、実はバッハのいくつかのテーマが隠されています。
C・ドビュッシーの作品から「小さな羊飼い」と「亜麻色の髪の乙女」の2曲を演奏します。
僕は以前作曲を習っていたとき、ドビュッシーの作品などを弦楽四重奏や室内オーケストラのためにアレンジするという課題をこなしていました。そんな中、僕にとっての自分の楽器はギターなので、それらの作品のスコアを見ながらギターソロで弾くということを自然にしていたのです。
「亜麻色の髪の乙女」はこれまでにもギターのための編曲はありますが、今回僕はニ長調で演奏します。この調設定だと原曲の音域の使い方をそのまま再現できます。ギターの最高音、1弦19フレットのシまで使用します。
「小さな羊飼い」は、ギターで弾かれるのは恐らく初めてではないかと思います。
ドビュッシーは最も好きで、なおかつ最も尊敬する作曲家の1人です。かつてカタルーニャ・バルセロナ市立交響楽団の演奏で「La Damoiselle Elue(選ばれた乙女)」を聴いたときの、全身が美で包まれるような感覚は今でもはっきり覚えています。
亡くなってから90年を経ても、こうしてドビュッシーの洗練された精神、美学は生き続けている…、こういう部分に僕はとても憧れるのです。
またA・ピアソラのフルートとギターのための「タンゴの歴史」から「カフェ1930」と「ナイトクラブ1960」をギターソロで演奏します。
僕がこの曲を初めて聴いたのは17,8歳頃でした。「ものすごく心にダイレクトに訴えかけて来る音楽だな~」という印象でしたが、CDを聴きながら楽譜を見ていると、いつしか自然にギターソロで弾いていました。
先日3月16日、伴音会ギターコンサートで演奏したのが公式には初演ということになるのですが、実は10年以上も前に行った編曲です。この作品をギターソロで弾くという、また違った魅力をお聴き頂ければと思います。
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