京都府の民謡
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アルベニス晩年の最高傑作「イベリア」を聴いていると、自分が実際に見たスペインの風景が鮮明に蘇ってくる。
コンクールや講習会、また旅行で訪れたアンダルシアの映像がピッタリはまる。
個人的には第1曲目の「エボカシオン」、第11曲目の「へレス」のような深みのある旋律が出てくると、スペインが懐かしくなり、もう一度帰りたい気持ちになります。
安易な方法ではなく、極めて洗練された美学によってここまでスペインを表現したのだから本当にすごい作品だ。
“貫録”のある楽譜というのは、一部の作曲家の一部の作品にしかないと思う。
ギターで演奏されるアルベニスはごく若い頃の作品ばかりで、最晩年の芸術性に触れることができないのは少し残念な気もします。
しかし、来年の没後100年に向けて色々準備してみようかな。
スペインのオヤジ…ですね。
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ギタリストのみなさんにはお馴染みの存在、フランスのギタリスト・作曲家R・ディアンスのオリジナルギター作品には今までそれほど興味を持っていなかったのですが、数年前彼の手によるアレンジ作品を見たとき、その才能に驚かされたことがありました。
発想の冴え方がずばズバ抜けていて、「何と言うギターの使い方?」という感じ。
ラインハルトの「雲」やセロニアス・モンクの「ラウンド・ミッドナイト」などに見られるあらゆる工夫とひらめき、「オーバー・ザ・レインボー」や「A列車で行こう」の自由な展開のさせ方もすごいと思う。
これはすごい才能だな~。
彼は若い頃ボサノバをやっていたらしいですが、今でもジャズやボサノバのフィーリングがバックグラウンドになっていると思う。
その道を突き進み、そして輝きを放っているのだから、尊敬に値する音楽家ですね。
それにしても僕にはこういうナンパな音楽はできないですね~。
やっぱり僕は硬派だな~。(笑)
ナンパもしたことないし。(←意味が違う)
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正月番組は、お笑い芸人が大活躍でしたね。
個人的にハマったのは、織田祐二のモノマネをする山本高広さん。
何度か見かけましたけど、いや~、あれは笑ったな~。
実は僕もモノマネは得意なんです。(笑)
レパートリーは長渕剛、クレヨンしんちゃん、加藤○、郷ひろみ、他けっこうあります。
一度コンサートの時、アンコールにでも披露してみようかなと思ったりするんですが、そんなことを周りに話すと、「いや、コンサートのとき、モノマネとかしそうなテンションじゃないけど…」と言われたりしますね。(汗)
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みなさん、明けましておめでとうございます!
昨年は演奏を聴いて下さったみなさん、お世話になったみなさん、本当にどうもありがとうございました!本年もどうぞよろしくお願い致します。
2007年はスペインから帰国し、各地でのリサイタルやCD録音など僕にとっては転機の年になりました。
この一年を振り返ってみると、環境が一変したせいか、ずいぶん人生観が変わったな~という気がしています。以前は人生というのは厳しいものという感覚があったのですが、今は人生は楽しいもの、美しいものという思いがしています。
世の中には辛いこと醜いことなど色々あっても、全ては起こるべくして起こり、全てに意味がある。心に全てを受け入れる下地を持つことが大切だな~と感じています。
思えば、自分はこれまで全てギターによって導かれたという実感があります。ギターや音楽の偉大さに対して信仰のような気持ちが自然に起こります。
音楽を勉強すればするほどその無限の深さを感じる、世の中に飛び出そうとすればするほど世界の無限の大きさを感じる。
それならば世界の大海の中に自分だけの島を築いて行こう…、という気持ちです。
自分を導いてくれたものに恩返しがしたい、人に喜びを与えたい、人を幸せにしたいという気持ちが自然に湧きあがっています。
今年もまた精一杯頑張って、自分の音楽を深めて行きたいと思います。
みなさんにとって幸せで充実した良い年となりますように!
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