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2007年5月の7件の記事

2007/05/27

宇治散策

僕が住んでいる京都府宇治市は、世界遺産である平等院や宇治上神社、また源氏物語の舞台であったり、お茶で有名だったりします。

今まで全く意識していなかったのですが、考えてみるとけっこう歴史のある街なんですね。

というわけで、ちょっと散策に出掛けてみました。

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宇治川☆

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宇治川のほとりの遊歩道。向こう側に平等院鳳凰堂が見えます。

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宇治川。そう言えばその昔、源義経が源義仲を討ったという「宇治川の合戦」なるものがあったそうです。本当にこんなところで、そんな戦争があったのかなー。

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宇治神社。

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世界遺産である宇治上神社の拝殿。

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拝殿前の清め砂。

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宇治上神社、本殿。

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ここのところ日本の古い建造物を訪れるのが、半分趣味になってしまってます。

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2007/05/24

松本日之春先生

大阪の枚方市で行われた、作曲家の松本日之春氏による講座「聴音・楽典の楽しみ方」を聞きに行きました。

主催は武蔵野音楽大学のOB「ムジーク会」。

松本先生は京都芸大や東京芸大で教鞭を執りながら、国際的な作曲活動をされています。

講座の内容は、よりよい聴音や楽典の学び方や教え方を中心に、ご自身の体験談を交えての音楽観を語る形で進められました。

ソルフェージュなどの基本的な音楽の勉強を、無機的なものではなくもっと「音楽」として実のある勉強の仕方をしようよ、またはそういう意識を持ってもっと音楽を感じ楽しもうよ、ということを明るくハキハキと巧みな話術で語られていました。

講座終了後には食事会などもあり、その中で接した松本先生の印象はとてもバイタリティがあり、年を感じさせないお人柄。

人間として見習うところの多い方です。

Hinoharusensei

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2007/05/23

新聞社取材

ここのところ、記事掲載のためいくつかの新聞紙社から取材をして頂いています。

京都市内や大阪市内、またこちらの自宅へ足を運んで下さるところもありました。

5月下旬から6月中旬までにかけて、大阪民報、読売新聞、京都新聞、洛南タイムズ、大阪日日新聞、他に記事が出ますのでこれらの新聞を取られている方、是非ご覧ください。

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京都新聞社の三好さん。

それにしても新聞記者さんというのは、1時間や2時間に渡って取材の中で話している内容を同時に、短い単語やフレーズで書き留められていくわけですが、それが後にしっかりとした繋がりを持った文章に仕上げられるわけですから、すごいなぁと思います。

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2007/05/19

アサドファミリー

アサドファミリーによる、「ア ブラジリアン ソングブック」というCDを聴きました。

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ブラジルの至宝、セルジオ&オダイル・アサドのギター2重奏は現在のギターシーンのトップを行く存在ですが、その妹にバディ・アサドというものすごい才能を持ったミュージシャンがいることを知ったときはちょっとした驚きでした。

しかしこのCDに登場する共演者は、それどころではない、アサド一家の層の厚さ(?)を現しています。

上記の3人はもちろんのこと、ボーカルのカロリーナ、ロドリゴ、アンヘリーナ、カミーレ、ボーカルとギターのクラリス、マンドリンのホルヘ。どれだけの音楽一家なんだ!という感じです。

音楽の内容はやっぱり素晴らしい。2004年10月にブリュッセルで行われたライヴレコーディングで、南アメリカ大陸の音楽を自分たちのバックグラウンドとして自然に表現し、それに対して聴衆から温かい拍手が送られている。

特にバディ・アサドはギター以外にもパーカッション、またジャズボーカリストとして独特な個性を発揮しています。

アサド一家の底力を見せ付けられた瞬間でした。

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2007/05/11

Guitar Dream誌

今月8日にヨーロッパから帰国し、そして早速ですが10日は東京に来ております。

「Guitar Dream」という去年創刊したクラシックギター専門誌の「話題のアーティスト」というコーナーへの記事の取材のため池袋の事務所を訪ねました。

インタビュアーの道下京子さんはとても気さくで話しやすく、ギターを始めたきっかけやスペイン留学で得たもの、即興演奏や音楽観についてなど2時間に渡ってお話させて頂きました。

この記事は6月5日発売の「Guitar Dream」第5号に掲載されるそうです。

発行元のホマドリーム社のウェブサイト

http://www.homadream.com/

Homadream

菅原編集長とインタビュアーの道下京子さん

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2007/05/06

ローザンヌ国際ギターフェスティバル

5月3日から6日にかけて行われた「ローザンヌ国際ギターフェスティバル」に参加しました。

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このフェスティバルはスイス・ジュネーブに近いローザンヌ市で、ここに住んで長いチリ人ギタリストであるアンドレス・タピア氏と奥さんのナンシーさんを中心に、多くの人の協力のもとに成り立っています。

僕のコンサートが初日だったこともあって、7日まで滞在しイベント全てに参加しましたが、全体的な印象としては、演奏者への配慮が行き届き、関係者はみな良い人達ばかりで居心地が良かったこと、聴衆のマナーが良く、みな真剣に音楽を聴き楽しんでいる様子がとても伝わってきたことなどでした。

5月3日の僕のコンサートでフェスティバルが開始しました。

「東洋音楽に基づく即興演奏」ということでプログラムは全て即興でした。

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その後ブラジルのギターデュオ、シケイラ&リマによるコンサート。プログラムはバッハ、ヘンデルなどのバロック音楽とブラジル音楽。

アサド兄弟を思わせるほどに洗練されたレベルの高いデュオで、特にノリのいいブラジル音楽では大いに盛り上がりました。

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翌日4日は、ブラジルのルイス・レイテによる全てブラジル音楽によるプログラム。体の底から湧き出るようなリズムと良く歌う丁寧な音楽でした。

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そしてもう一つペルーのギタリスト、エルネスト・マユーレとスイス人オルガニスト、ダニエル・トーマスの2人によるルネッサンス宗教音楽によるコンサートは、古い香りに満ちた厳粛で崇高な音楽でした。ダニエルのある意味強烈なインパクトの強いキャラにより、会場は息を飲みました。

5日はメキシコのギタリスト、フランシスコ・ギルによるヴィゼー、ポンセ、ラウロなどのスタンダードなレパートリーによるコンサート。いま一つ、緻密さの欲しい演奏内容でした。

その後イタリアのギターデュオ、カプト&ポンピリオによるコンサート。プログラムは、ベッリーニやロッシーニなどのイタリアオペラの序曲の編曲ものと、ファリャやアルベニスのスペイン音楽によるものでした。

正確かつ情熱に溢れた演奏で最後に演奏されたロッシーニの「泥棒かささぎ」で会場はとても盛り上がりました。

最終日の6日はデイビッド・ラッセルによるソロリサイタル。

ブロカ、バッハ、メルツ、ヴァイス、バリオスなどのレパートリーを艶やかな音質で完全にコントロールされた音楽を聴かせてくれました。

ローザンヌ市はオリンピック委員会やバレエの国際コンクールがあることでも有名。多くの観光客が訪れるとても美しい街です。

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またレマン湖周辺にも美しい街が点在しています。モントルージャズフェスティバルで有名なモントルー市、チャプリンが最後に住んでいたヴェヴェイ市などにも訪れました。

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レマン湖

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チャプリン像

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メリーゴーランド☆

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チーズフォンデュ☆

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デュオ、シケイラ&リマ

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ルイス・レイテ

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デイビッド・ラッセル

このフェスティバルを通して多くの人と知り合うことができ、とてもいい思い出になりました。

来年度にも招聘してくださることが決定したので、また再会できることを楽しみにしています。

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2007/05/02

拝啓M・A・チェルビート様

M・A・チェルビート氏への感謝状を書いてみました。(本人には渡していません)

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拝啓

マエストロ、M・A・チェルビート様

今回のバルセロナ滞在、約1ヶ月に渡ってご自宅にホームステイさせて頂き大変お世話になりました。

色々面倒を見て下さったこと、数々の貴重なアドバイスを頂いたこと、あなたとの共同生活から得たことは忘れません。今後の僕の財産となってくれることでしょう。

CDステレオを爆発的な大音量で再生するあなた、なぜかやたらとバリオスの「みつばち」を猛練習していたあなた、東洋思想に傾倒し気の存在について力説するあなた、色々な音楽を聴かせて下さったこと(主にあなたの作品)、あなたの名前が「チェルビート」ではなく「ケルビート」が正しい発音だったこと、、、忘れません。

スペインリーグを観戦しながら熱狂しているあなたの姿を見て、「この人大丈夫かな?」と思うこともしばしばありました。

過去に知り合いだったホモのおじさんの微笑み方と、あなたの微笑み方が似ているのを見て、「もしかしてマエストロも?」という疑惑を抱いたこともありましたが、あなたの時折漂わせるスケベオヤジオーラがそれを見事に払拭してくれました。

そんなあなたの姿、、、忘れません。。。

いつも僕を気にかけてくださったことへの感謝の気持ちは忘れません。ありがとうございました。

敬具
國松竜次
2007年5月1日バルセロナにて

Cherubito

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