中原昭哉先生
以前、作曲を教えて頂いた中原昭哉先生に、リサイタルのチラシに掲載するキャッチコピーを頂きました。
「若き俊才、竜次の奏でるギターの調べは、古都を流れる川のように、聴く人の心と共に美しく響き合う。」
今日、中原先生のお宅へお伺いし、久しぶりにお会いしました。
再会をとても喜んで下さり、色々とお話や、また僕のスペイン留学期間中に作曲した作品なども見てもらって、その間の変化を指摘してもらったり、今後へのアドバイスなども頂きました。
中原先生は今まで、僕にとってはとても貴重なアドバイスを折に触れて下さったのでした。
いつの日か頂いた、
「作曲の道は永遠です。生涯努力を続けることが大切です。」
という言葉は、目先の失敗や挫折に悩んだりしていたその時の僕が、もっと長い目で、自分の人生全体で目標を見据えるような考え方の変化の1つのきっかけになったのでした。
またいつの日か先生にした質問、
「作曲家として世に認められるにはどうすればいいですか?」というものに、
「いい作品を書くことですよ。」と答えられたこと。
「演奏家として成功するにはどうすればいいでしょうか?」という問いにも、
「いい演奏をしていくことですよ。」
とてもシンプルな返答ですが、これは当たり前のことであり、真実だと思います。
先生からは、作曲を習ったこと以外にも音楽を志す上で大切なことを教わったと思っています。
ちなみに先生は、有名な「哲学の道」の近くにご住まいです。この遊歩道に沿って植えられた桜は満開で、大勢の花見客で賑わっていました。
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