« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007年2月の9件の記事

2007/02/27

6月のデビューリサイタル

6月に東京、大阪、京都の3ヶ所でデビューリサイタルを行うことが決定しました。

2007年6月16日(土)
國松竜次ギターリサイタル「即興」
会場:大阪ムラマツリサイタルホール
開演:6時
料金:3000円(前売り)、3500円(当日)
プログラム:即興演奏
お問い合わせ:大阪アーティスト協会
         06-6135-0503

2007年6月25日(月)
國松竜次ギターリサイタル「即興」
会場:東京オペラシティリサイタルホール
開演:7時
料金:3000円(前売り)、3500円(当日)
プログラム:即興演奏
お問い合わせ:大阪アーティスト協会
         06-6135-0503

2007年6月29日(金)
國松竜次ギターリサイタル「即興」
(財)青山財団助成公演
会場:京都バロックザール
開演:7時
料金:3000円(前売り)、3500円(当日)
プログラム:即興演奏
お問い合わせ:大阪アーティスト協会
         06-6135-0503

詳細はまた追って報告いたします。

今回のリサイタルをお世話になっているのは、大阪アーティスト協会さんです。

Artists1

打ち合わせに何度か事務所にお伺いさせて頂きましたが、とても明るく働き者の田中さん、いつもニコニコと暖かく時折鋭いアイデアを出して下さる黒川代表、とても安心してマネージメントをお願いできます。

僕は4月4日からヨーロッパ公演のために1ヶ月ほど留守になりますが、それまでに準備を終えて、後はお任せということになります。

プログラムは全編即興演奏ですが、これに関してはまた改めてご説明したいと思います。

|

2007/02/26

ここ1週間

ここのところ体調を崩しておりました。

貧血のような症状が現れ、それにもかかわらず、こなさなければならない用事があったので、大変でした。

振り返ってみれば体調不良というのは約3年ぶりですが、そのときはビザ取得のためにスペインから一時帰国したときでした。疲れがドッと出たのか、1週間ぐらい寝込んだのを覚えております。

今回も帰国して間もないことなので、帰国というのが危険ポイントなのかも知れません。環境の変化というのは要注意です。

そういえば先日、以前ギターを習っていた某師匠に帰国の挨拶の連絡を入れたのです。

僕 「もしもし、國松です!」

某師匠 「ああ。」(そっけない声)

僕 「帰国しました!」

某師匠 「ああ、そう。お疲れさん。」(そっけない声)

僕 「・・・(汗)。その後お元気にされてましたか?」

某師匠 「は?で、何が言いたい?」

僕 「へ?(汗)どうしたんですか?怒ってらっしゃるんですか?」

某師匠 「喧嘩売ってんのか?」

僕 「へ?(汗)いや、喧嘩じゃなくて・・・。」

某師匠 「あんたから電話かけてきてるんだろ?なら用件があるはずだな?だったら用件を話せ。」

僕 「いや、用件というか、帰国したので挨拶を、と思って。。。」

某師匠 「それだけか?じゃあな。」

ツーツー

一体どうしちゃったんでしょうねー。。。(汗)

|

2007/02/18

伴音会ギターコンサート

第15回伴音会ギターコンサートにゲスト出演させて頂きました。

前半は伴音会のメンバーの5名が出演。

植木三樹彦さん:ワルツ第4番(A・バリオス)
西澤直城さん:4つのカタルーニャ民謡(M・リョベート)
久保雄さん:亡き王女のためのパヴァーヌ(M・ラヴェル)
太田垣昌志さん:前奏曲第5番(F・タレガ)、ロンド風ガヴォット(J・S・バッハ)
大西一夫さん:イギリス組曲(J・デュアルテ)

そして後半は僕による、

スペインセレナーデ(J・マラッツ)
グランド・ワルツ、ダンサ・モーラ(F・タレガ)
レスプエスタ、エル・メストレ、スケルツォ・ワルツ(M・リョベート)
ドビュッシー讃歌(M・de・ファリャ)
セビリャーナ(J・トゥリーナ)

というプログラムでした。

とてもいい雰囲気と音響の会場で、久しぶりに暖かい日本のお客さんの反応が感じられ、安心して演奏することができました。プログラム以外にピアソラ、バッハ、僕自身のオリジナルなど、アンコールを含めて4曲演奏しました。

Concert13

(お?指の数が・・・。忍者みたい。)

伴音会とは、京都薬科大学クラシックギター部のOB会です。みなさん、仕事を持ちながら、このような定期演奏会を15回も継続されています。これはとても大変なことだと思います。

プロやアマに関係なく、ギターに打ち込むことは、人生を豊かにしてくれる、、、そんなことを感じさせてくれる活動です。このような機会を与えて下さったこと、楽しい時間を与えて下さったことに感謝します。

|

2007/02/16

平等院

バルセロナにいた頃、スペイン国内はもとよりヨーロッパのいくつかの都市を旅行しました。ヨーロッパの文化を肌で感じることは僕にとって大変貴重な体験でしたが、同時に、自分の生まれ育った日本のことももっと知りたい、という気持ちも自然に沸き上がってきました。

「日本というのは、何と言う特異な国なんだろう。。。」

良くも悪くもあまりに個性的な日本、僕はこの日本をもっと良く知りたいと思いますし、それが自分の音楽家としてのバックグラウンドになるだろうという風にも感じています。

僕が住んでいる京都府宇治市には、世界遺産である平等院があります。10円玉の裏側のデザインにもなっています。とても近所でありながら訪れたことがなかったので(もしかすると幼稚園か小学生のときに社会見学で行ったかも知れませんが)、早速ですが行ってみました。

Byodouin01

平等院鳳凰堂。

Byodouin02

Byodouin03

日本庭園。

Byodouin04

しかしなぜ、こんなに日本的なんだろう。

Byodouin05

刀を持った兵士達が戦争でもしてそうですね。

|

2007/02/11

無事日本に到着しました

昨日、無事日本に到着しました。

留学するまで普通に過ごしていた、生まれ育った日本。しかし今では、以前とは全く違った風景に見えます。世界というのは、本当に不思議です。心によって全てが変わります。

こういう環境の変化というのは、心にも大きな変化を与えるらしく、自分にとって何が大事だったのかということに気付くことも。。。

一番初めスペインに到着した頃の心境とよく似ていて、何か落ち着かない感じ、心にポッカリ穴の開いたような感じです。

とにかく自分のやるべきことを1つ1つ地道にこなして行きたいと思います。

|

2007/02/09

帰国

これから帰国に向けてバルセロナ空港に向かいます。

荷物をまとめて部屋を掃除していると、何とも言えない気分です。

この2日間、こちらでお世話になった方々への挨拶や、友人と食事をしたりという風にして過ごしました。

人生というのは、本当に辛くて厳しいことの連続なのだなと逃げ出したい気持ちになることもありますが、自分の人生はギターしかないから、どこに行っても、誰に何を言われても自分を信じて頑張って行こう、という気持ちでいっぱいです。

|

2007/02/06

スティーブ・コーレマン

L'Auditoriの室内楽ホールで行われたジャズサックス奏者スティーブ・コーレマンのコンサートを聴きました。

彼を中心にトランペット、トロンボーン、ヴォーカル、そして2人のドラムという編成のバンド。

特有の複雑なシンコペーションやアドリブでジャズを十分に感じさせながらも、普通にイメージされるようなものより、かなり斬新的で難解。特に決まった和音のようなものがなく、リズム定型の上にそれぞれが自由に音を発し、偶然性の音のぶつかり合い、とでも言ったような演奏内容。

現代のジャズの姿というものを感じました。

ビーバップ、モードジャズ、フリージャズ、フュージョンと経て、現代ジャズという流れは、まるでクラシック音楽の世界で起こったことを別の世界で追いかけているかのようです。

ステージ上のスティーブ・コーレマンの風体は、いかにもアメリカ黒人ジャズミュージシャンの雰囲気を醸し出していました。

Coleman

ちなみに、バルセロナ国際ギターコンクールの本選はこの会場で行われました。

|

2007/02/05

留学生活最後のコンサート

バルセロナのカサ・エリザルデというホールでコンサートを行いました。

主催は、「ESTUDIO MUSICAL」と「CERCLE GUITARRISTIC DE CATALUNYA」の2つ。

プログラムは、第1部、

無伴奏バイオリンソナタ第1番BWV1001(J・S・バッハ)
レインニング・アット・グレイ(國松竜次)
2つの日本の歌~あの町この町(中山晋平)、赤とんぼ(山田耕作)
オブリヴィオン(A・ピアソラ)

第2部、

スペインセレナーデ(J・マラッツ)
ダンサ・モーラ、グランド・ワルツ(F・タレガ)
ドビュッシー讃歌(M・デ・ファリャ)
セビリャーナ(J・トゥリーナ)
レスプエスタ、エル・メストレ、スケルツォ・ワルツ(M・リョベート)

会場いっぱいに100人ほどのお客さんに来場頂き、大変ありがたく感謝しております。

僕にとっては、3年半前の留学前に京都で行ったリサイタルと、今回のリサイタルは節目になるものでしたが、自分の中ではその間の変化というものをはっきりと感じ、留学で手に入れたものに自信を持って、これからも精進していこうと思いました。

Concert11

|

2007/02/03

國松家のちょっとした謎

いきなり突拍子もない話題を始めますが、僕の姓は「國松」で名前は「竜次」です。

僕の父親の名前は「広次(ひろつぐ)」、おじいさんの名前は「孝次(こうじ)」です。

お分かりのようになぜか「次」という漢字が入っています。

ひいおじいさんはわけあって國松姓ではないので、その先はどんな名前の方がおられたのか分かりません。

僕になぜ「竜次」という名前を付けたのかと昔両親に尋ねたことがありましたが、父親は若い頃、大変映画好きで、あるヤクザ映画の主人公の名前が「竜二(りゅうじ)」であったことが理由だったとのことでした。

どうせなら、父親の名前から漢字1つとって「竜次」としたらどうか?ということで、このような名前になったようです。

もう10年ほど前、狙撃されるという悲運を被った当時の警察庁長官の國松孝次(たかじ)さん、また前滋賀県知事の國松善次(よしつぐ)さんのお二方にも「次」という漢字が付いているのは、偶然ではないような気もします。

|

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »