現代作品紹介コーナーその2「Jeux」
今日はD・パドロス先生の作曲のレッスンでした。宿題だったドビュッシーのオーケストラ曲「Jeux」の分析の確認でしたが、かなり長大な作品なので、半分ほど進んだところで終了、次回に持ち越し(笑)。
この作品は1912年から13年にかけて書かれた後期の作品で、死の5,6年前ということになりますね。ドビュッシー特有の全音階と、後期の特徴である半音階が綿密に織り込まれた内容の高い力作で、メシアンやブーレーズといった後輩にも影響を与えたようです。
しかしちょっと意外なことが・・・。この曲は舞台のための音楽で、2人の女の子と1人の男の子がテニスをしている場面を描写したものです。
タイトルの「Jeux」というフランス語は「遊び」という意味で、この場合テニスを「Play」している感じでしょう。そのストーリーというのも、登場人物の男の子が2人の女の子を前にして(テニスをしながら)、どちらがいいかな的な、ちょっと品定め的な、そんな感じらしいです!なんじゃそりゃ。
タイトルの「遊び」という意味合いの単語はそんな男の子の遊び心やプレイボーイぶりとも掛けているらしいです。いや、プ、プレイボーイってあんた(汗)。。。
この変テコなストーリーにしても、テニスというちょっと近代的な感じのするスポーツにしてもそうだけど、ちょっとドビュッシーのイメージじゃないんですよね。意外と最近の人なのかなという気がしてきます。
C・ドビュッシー☆
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